結論:簿記3級試験の対策は計算の速さ、正確さ、出題範囲の幅広い理解が必要
第159回日商簿記検定試験3級以降の簿記試験と、これまでの簿記試験は難易度は別物だと考えた方がいいです。
テスト時間が半分になっているにも関わらず、問題量は従来の7~8割、問題の難易度自体はUPしています。
試算表、精算表等で計算を一度間違えてしまうと、おそらく修正する時間はほぼ無いレベルだと思います。
また問題の範囲もここ5年は出ていなかったところから出題されていましたし、その問題自体も簿記3級の範囲を正しく理解している人間でないと厳しい問題でした。
そのため、計算の速さ、正確さ、出題範囲の幅広い理解が必要になります。
この後は、実際に管理人が試験を受けてきた感想等色々と書いていこうと思います。
簿記3級なんて楽勝だと思ってた……
簿記3級の過去問(第151回~第157回)は基本全て合格点ありましたし、満点の回も何度かありました。
また時間も30~40分あまるというのが殆どでした。
なので、過去問の間違えたところのみを復習して、試験に望みました。
その時は絶対3級取れると思ってたのですが………
問題量が半分になっていないのに時間は半分になっている
今までのテストは120分なんですが、今回からテスト時間が60分となってます。
それは知っていたのですが、問題量も半分近くになるだろうし、時間も30分ぐらい余ってたから行けるだろと軽く考えてたのが間違いでした。
問題量は7~8割、さらに問題自体の難易度もUPしてました。
大門1、大門2、大門3の構成だったのですが、もームズイ。
大門1の時は楽勝楽勝~だったんですが、大門2から全て崩れました。
自分があまり理解をしていなかった、決算振替(損益勘定)が出てきて、答えが分からずそこでかなりの時間をロスしました。
その結果、大門3の精算表に時間が足らず、最後の合計を出すことすらできませんでした。
また精算表では売上原価の欄で計算するという、ここ5回では出てこなかったものまで出てくる始末。
過去問をベースに対策をしていたため、大門2,3が爆死して、3級は落ちてしまいました。
しっかりと全体を理解するような勉強をするのが大事
色々自分が失敗した理由を書いていますが、今回の試験でもしっかりと全体を理解していたら十分100点を取れる試験ではあります。(計算間違えるとむずいですが)
自分の理解の甘さを痛感する結果にはなりましたが、ある意味良かったのかも知れません。
だって、簿記3級を取るのが目的じゃなくて、簿記の理解をすることが目的だからね。
ここでできてない時点でまだまだ駄目ってことです。
そこを理解できたので、改めて全体をしっかりと理解できるよう勉強していこうと思います。